
そんな受験生の心配を解消すべく、我々報道部が立ち上がった。その名も「受験生の代わりに滑り隊」。と、いうことで、ネーミングセンスの時点で滑り倒しているのだが、今回は編集長である筆者を含む4人が、スケートに挑戦してきた。果たして、絶対に滑りたくない受験生のために、報道部員はそもそも氷の上に「立ち上がる」ことができるのか――。
今月某日、滑り隊が向かったのは、アイスリンク仙台。言わずと知れた仙台のスーパースター・羽生結弦選手が育ったリンクである。中をのぞくと、未来のスケーターたちが高難度のジャンプやスピンを次々と繰り出している。レベルの違いに、恐れおののく滑り隊の面々。しかしこうしている間にも、受験生はプレッシャーに押しつぶされそうになっているはず。意を決して、4人はリンクへと足を踏み入れた。
スケートは約10年ぶりの筆者。初めはリンクサイドの壁にしがみついていたが、20分ほどすると次第に氷に慣れてきた。怖いもの知らずだった幼い頃の感覚を取り戻す。しかし、お調子者の編集長は、カメラの前でポーズを取るなどはしゃいだ様子を見せる。すると案の定、バランスを崩す。転ぶ。痛い。「いい写真が取れたな」と編集長魂から内心ほくそ笑みつつ、スケートの洗礼を浴び、悪戦苦闘する。
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