2019年3月3日日曜日

【報道部入部試験問題】古文

 次の文章を読んで、以下の問いに答えなさい。
   
   ①やうやうおどろきしか。それなるをいかで眼も合わせずや。「遅き」と怒りし汝。これでもやるるのみ飛ばして来しなり。
 我が心、身を追ひ越してきしなり。汝の髪や瞳のみで胸痛みき。同じ時を吸ひこみて離さまほしからず。
 遥か昔より知るその声に生まれてそめて何を言はばよし。
 汝の前(さき)の前のの世より我は汝を探しそめき。その手づつなる笑ひ方をめがけてやってきしなり。
 汝、さながらなくなりて散り散りになりきって、もう迷はぬ。また一より探しはじめん。むしろ零より、また宇宙をそめてみむや。

問一 傍線部①を現代語に訳しなさい。

問二 傍線部②の単語の意味を以下の選択から選びなさい。

①仮想世界
②来世
③前世
④現世
⑤元カノ


※解答は以下をご覧ください。

※本問題は東北大学の入学試験とは一切関係ありません。また、本問題の成績が当部への入部に影響を与えることはありません。



古文【解答と解説】

問一 やっと眼を覚ましたかい。
 「しか」は、過去の助動詞「き」連体形+疑問の係助詞。「しか」の識別に注意しよう。

問二 ③前世

 前の世・先の世はどちらも「さきのよ」と読む。意味は前世。

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