最後の追い込みに忙しい受験前にこの記事を読んでいる人は少ないだろう。しかし、もしあなたが試験開始30分前にこの記事を読んでいるのであれば、それだけの余裕があるのだから自信を持っていい。そんなあなたに最後のアドバイスを送る。
まず、二次試験は各教科の試験時間内だけで勝負が決まると思っているなら、それは間違いだ。受験前の過ごし方、メンタルの調整なども本番で最大限の実力を発揮するために必要な要素だ。
筆者は昨年、本学の経済学部を受験したが、1日目から出鼻を挫かれることとなった。余裕を持って宿泊先を出た筆者は開門約20分前に試験会場に到着。木に寄りかかりながら単語帳を読み開門を待った。しかし、いつまで経っても関係者は現れず結局1時間待ってようやく教室に通された。一安心と思いきや最初の英語の試験が始まる直前、体に異変が。目の前がクラクラして視界がぼやける。次第に気持ち悪さにも襲われていく。必死の思いでなんとか解答用紙を埋めた。この身体の不調は寒い中1時間近く外で立っていたことによるものだった。遅刻はもってのほかだが、時間に神経質になりすぎるのも良くないということを伝えたい。
試験前日や1日目終了後の宿泊先での過ごし方も同様に大切だ。特に県外から来ている受験生にとっては、いつもとは全く違う環境で試験に備えることになる。親が一緒にいない場合は1人で過ごさなければならない。そのため、自分一人で気持ちを切り換える必要がある。筆者は先述の通り1日目で体調を崩したため、勉強はほとんどせず、平昌オリンピックのカーリング女子日本代表の試合を見ながら回復に努めた。その結果、体を休めることができ、2日目の数学ではベストを出せた。勉強しないことが功を奏することもある。
繰り返し言うが、今この記事を読んでいるこの瞬間に試験は始まっているのだ。決して勉強せずに新聞を読んでいることを非難しているのではない。直前は復習せずにリラックスして過ごした方が自分のベストを発揮できるのであれば、それでいい。自分のリズム、ルーティーンに自信を持って試験に臨んでほしい。
2019年2月24日日曜日
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